専用ホルダー

  アンテナセットをベランダに固定するケース


電波の放出にはアンテナを可能な限り構築物より離して設置する必要があります。
しかし安全や景観などの制限から自ずと工夫を凝らす必要があります。
モノバンドのため簡単にアンテナセットの交換が可能、しかも用具の落下は絶無で頑丈な構造としての苦労作です。
全て市販の部材を加工し、組み立てたホルダーはベランダの外部に設置され、その外観は右の写真です。

        専用ホルダーの作り方

 部材名とサイズ・量など

外装部材     アルミ角管 100x50x2    長さ120mm

内枠部材     アルミ角管  40x20x2    長さ120mm

取付け板     アルミ型板  50x5       長さ200mm

スペーサー    合成ゴムシート 2mm        0.3u

その他両面テープ(0.5t以下)、ゴム足一個、押しネジ4x15

SUS六角穴付きボルト5x15・ナット・スプリングワッシャー付き 4組

       取り付け金具

ホルダーを固定する金具が必要です。
私のフェンス柱は□50mmでした。
幸いに角ボルトを購入し写真のアングルとの組み合せで丈夫な金具となりました。

      安全対策が一番

ホームセンター等には各種形状の金具が販売されております。
出来るだけ丈夫な構造に組み上げ、数ヶ月に一回は点検をいたしましょう。
風によるアンテナの振動でネジが緩む可能性があります。
ネジロックなどの緩み止め処理など安全対策をお忘れ無く致しましょう。
以上自己責任で設計し製作下さい。

   ホルダーを前後から見た写真を参考に作りましょう

  ホルダーの組み立て順
外装になる角管内に内枠管を入れ込むと空間が出来ます。
重なり面の外側に取付け板を当て4本のボルトで締め出来上がりです。
ボルトの穴位置を工夫する事で取り付け板と他の部材の向きは前後左右に変更が可能になります。 考えてみましょう。
  ストッパーが必要です
内枠管の端にはゴム足を取り付けアンテナセットを挿入するとゴム足はストッパー役としてアンテナの位置が決まります。
  滑らかなアンテナ交換作業に
空間にチューナーケースを入れると四方に2.5mmの隙が出来ます。
外装管の内面にゴム板を張り付け金属同士の接触を防ぎます。
  調整用窓を忘れず
外装の管上面には調整用の穴を設けておきます。穴の位置はチューナーの調整ネジ位置を揃える事で小さな穴で済むはずです。
  アースの押しネジが大切
一旦組み上がった時点でチューナーケースをストッパーで止まる位置まで押し込みます。
ダイキャストケースの蓋締めビスの位置を算出し外装管調整窓面に押しネジ用タップを立てます。 この押しネジが大切なアースとなるのです。