アパマンの弱みはアンテナそれを強みに変える
          アンテナユニット

各バンド毎アンテナ本体とマッチング回路を内蔵したケースの組み合わせ

マンションに転居なら、許せるならペントハウスが理想的ですね、しかし現実は叶わぬ夢です。
懐具合との相談ですがロケーションと高さだけは譲りたくありませんし後悔します。

私が選んだマンションは海抜も高い台地に建つ14階建ての11階、部屋はコーナーで3方ベランダの延べ長さが魅力な4LDK。(これが限界)

UHF以上の周波数では高さが効き、QRPでもエレメントの少ないビームアンテナでも広域に対応できます。
しかし、HFとなると外観や安全を理由にアンテナ設置が許されないマンションが常識の様です。
最近はアパマン対応と称するベランダアンテナが販売されていますが外観上かなり目立つ設備ですね。
モービルアンテナとして売られている各社のアンテナを使い試行錯誤を繰り返しましたが、不幸にも私には相性が悪く、高価な割にはその性能は認められないものばかりでした。
 ローカルの紹介で Hamstick Ant に出会ったのです。自作しても元が取れない程の値段とその性能のトリコになったのです。 (Hamstick Ant)
残念ながら現在、国内には取り扱い商社もなくインターネットによる輸入でのみ入手可能です。
幸か不幸か円高となり多少の値上げも打ち消しになるのではないでしょうか。(2008秋)
Hamstick Antと名乗る類似品(多少安い)があります、記事は上記のメーカー製での結果ですのでご注意下さい。
構造としてセンターローディング方式の短縮型ホイップアンテナで2本のエレメントの継ぎ竿形式、全長約2.5mです。6m用に関しては全長が1.5mに満たない長さです。
市販で評判が良いと言われるモービルアンテナはエレメントの長さや調整コイルを替えその性能を発揮しています。
一方 Hamstick Ant はバンド毎にアンテナ本体を交換する、モノバンドアンテナなのです。
使用周波数帯に対する微調整は先端のエレメント長の伸縮とアースでその性能が決まります。
ところが、マンションでアースを取ることがまた至難の技と言えましょう。
多くの参考書にも夫々試行錯誤の結果が発表されていますね。
私もご他聞にもれず工夫を重ね私なりの方法が好成績を収めつつある事から参考までにとご案内するのです。