アンテナセットとは

Hamstick Antenna 9100 Series とπマッチ回路入りの専用チューナー(ダイキャスト製マッチングボックス)を直結し一体化したものを称します。

         Hamstick Ant の構造

Hamstick は本来モービルハム用の短縮アンテナです。
構造は組み立てると6mバンドを除いて最大長約2.5M以下の二本繋ぎの方式です。
給電側のエレメントは最大外径約φ12mm、外装は黒色の収縮チューブで処理されています。
先端側ロッドとの接続部より僅か手元に寄った部分から手前に向けローディングコイルが巻かれており80mバンドでは手元までローディングが締めています。
先端のロッドは合金製で6mを除いて太さ1/8"で先端に向けてテーパー処理されています。色は黒色に近く目立ちにくい。
ロッドの長さは使用位置で目的周波数に応じ伸縮させ、場合によっては切り詰めて調整します。6mを除く全バンド共通の部品構造で、調整後アンテナ本体の全長ほぼ同じ長さに作られています。
給電端は3/8",24山/吋の雄ねじが切ってあります。

        専用チューナーの構造

専用チューナーはタカチ製の密閉型ダイキャストケースを加工しアンテナ側には3/8"の雌ねじ受けを、給電側には角フランジ付きM栓雌を取り付けてあります。
内部には回路部品が配置されパイマッチ結線の構造です。
このボックス部分全体をホルダーで保持、風雨に曝しアンテナとするため耐水性のある頑丈な資材を選ぶ必要があります。
詳細は専用チューナーをご覧下さい。

          防水処理について

最終調整後アンテナセットとして安定した性能を持続させるためエレメントとロッドの接続部、並びに専用チューナーとの接合部には防水を目的にコーキングが必要です。
また専用チューナーの外装部は腐食を防ぐためクリアー塗料などの塗装も必要です。
ただしアースとする部分には塗装を避けます。
待機バンドのM栓の保護のため、金属キャップ又はパイプ椅子の足用φ15ゴム栓を利用します。

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