A 大きなカウンターポイズ

手摺りのあるアルミ製ベランダフェンスはアンテナ設置面でも長さとして約8Mもありそれなりの効果は得ていました。
今回は他の面のフェンスもケーブルで直結し、25M以上のカウンターポイズに化けました。
AC電源にあるアース端子には接続してありますが特に変化も無く高周波的にグランドとして働いたと考えます。



    B 調整方法の変更

従来、設置場所や向き・天候の変化などでその特性が大きく変化する不安定要素が認められました。
今回はアンテナ本体の設置位置を変えず調整する方法としました。
設置場所の専用ホルダーにアンテナセットをロックします。
Hamstick 本体の調整をするためチューナー部分にダミーチューナーを用います。
アンテナアナライザーを使い目的の周波数が最良となる様アンテナロッドの長さを伸縮し調整します。
その後ダミーをそのバンドの専用チューナーに入れ替え仕上げの調整をします。
試行錯誤の結果、現在のSWRグラフの特性を持たすことが出来ました。
SWRグラフを参照下さい。



    C 設置位置の固定化

見えない電波を追ってベランダの各所に、アンテナを設置しては設置変更を繰り返してきました。
ベランダ中、作業の踊り場ですから・・・・
雑音は少ないが入感も良くない場所!
アンテナの入れ替えに不便な場所!
景観上良くない場所!
邪魔にされる場所!
移動の度に調整が必要なため面倒になり体験上良好な場所で今回固定化しました。
過去に強風対策としてローテーター上に設置しましたがSWR1:1.1以下の再現性に欠けるため断念しました。

大きな変更点

 @ アンテナセットの装着方向
 A 大きなカウンターポイズ
 B 調整方法の変更
 C 設置位置の固定化


  @ アンテナセットの装着方向変更

従来アンテナセットを装着するにはベランダの手摺り越えに外側からチューナー部を手前にしホルダーに装着する危険な方法でした。
今回は改造したホルダーにベランダの内側からアンテナの先端を押し込む方向としました。
これは安全面上大切な改良点です。

装着方法については分解写真をご覧下さい。